ファッションアドバイザー編。人見知りでも続けられる仕事の、ホントの話をします。
※この記事に登場する現役販売員の先輩の実話より。
人見知りは、弱点ではなく武器になります。
実はこれ、ぜんぶ現役の販売スタッフたちも働く前に思っていたことです。ここから、ひとつずつほどいていきます。
14年以上、販売員を続けている先輩がいます。その人は実は「コンビニ店員の目を見れない程の人見知り」で、「接客や人がめちゃめちゃ好き!というタイプでもない」と告白しています。それでも人見知りだからこそ「相手がどうして欲しいか分かる」という強みがあるとも。
先輩からもらったアドバイスは「フロアは舞台だと思って、自分は役者。仕事になるとオンとオフを切り替える」。別人格くらいに思うと、人見知りの人でも動けるんだそうです。
品出しなど体力を使う場面が多いのは事実です。ただ、販売の中心はコーディネート提案や接客。力仕事だけの仕事じゃありません。
ディスプレイ(VMD)を考えたり、SNSで発信したり——センスや発信力を活かす仕事の比重も、実は大きいんです。
販売職は学歴不問の求人が多く、高卒からのスタートが一般的。学歴より、現場での実績や提案力が評価されやすい世界です。
経験を積めば店長、そして複数店舗をまとめるエリアマネージャーになる道もあります(本部の専門職を目指す場合は学歴が問われることもあります)。
なぜ正直に書くかというと——夢だけ見せて入学してもらう記事を、作りたくないからです。不安も現実も知ったうえで「それでもやりたい」が、いちばん強いスタートだと思っています。
開店準備の清掃や商品陳列から始まり、接客・試着対応・会計、品出しや在庫確認、閉店後のレジ締めまで——1日の中でやることは意外と多いです。ディスプレイ(VMD)の考案・変更は週2〜3回のペースで実施。新人スタッフの教育も、経験を積むと担当するようになります。
今どきはSNS発信も立派な仕事のひとつ。会社公認で個人のInstagramやWEARを運用し、フォロワー数に応じて「SNS手当」がつく会社もあります。そして販売はゴールではなく、副店長・店長・エリアマネージャーへ、あるいは本部異動でバイヤーやプレス、MD(マーチャンダイザー)へ——次の職種への王道の入口でもあるんです。
「コンビニ店員の目を見れない程の人見知り」なのに、14年以上販売員を続けている。
「売りたい」というより「恥をかきたくない」という為に頑張っていた気がします。
自分の提案したコーディネートが、バシッとお客様の好みにハマった時ですね。
市立札幌平岸高校出身・2020年度専攻科デザインコース卒業生。2021年8月よりビームス札幌ステラプレイス店にてショップスタッフとして勤務。
学生時代に受けた「ラッピングやクリーニング」の授業。当時はそこまでピンと来ていなかったそうですが、今は品質表示の見方など、接客の現場で毎日のように役立っているといいます。
忙しくて正直、学生時代のような余裕はない——それでも本人いわく、学生の時とは違う充実感を毎日感じているそうです。
北海道札幌啓成高校出身・2021年度専攻科デザインビジネス専攻卒業生。卒業審査会「:Dcreation」では3年連続でモデルとしてランウェイを歩く。卒業後は「トゥモローランド 札幌パルコ店」でショップスタッフとして勤務。
ドレメ2年生の終わりごろから、学生アルバイトとして今のお店で働き始めたという境谷さん。「全てはここからだと思って、始めました」——そのままお店で経験を重ね、今は社会人のショップスタッフとして店頭に立っています。