これであなたもファッションアドバイザー?
#03|ファッションアドバイザー編

「おしゃれな人
じゃないと無理」
って、誰が決めた?

ファッションアドバイザー編。人見知りでも続けられる仕事の、ホントの話をします。

「コンビニ店員の目を見れない程の人見知り」だった先輩が
14
以上、販売の第一線で続いています

※この記事に登場する現役販売員の先輩の実話より。
人見知りは、弱点ではなく武器になります。

まず、これ。ひとつでも当てはまる?

実はこれ、ぜんぶ現役の販売スタッフたちも働く前に思っていたことです。ここから、ひとつずつほどいていきます。

高校生の「思い込み」、3連発。

思い込み 1 おしゃれな人・センスがある人しか無理? タップ
ホントは

14年以上、販売員を続けている先輩がいます。その人は実は「コンビニ店員の目を見れない程の人見知り」で、「接客や人がめちゃめちゃ好き!というタイプでもない」と告白しています。それでも人見知りだからこそ「相手がどうして欲しいか分かる」という強みがあるとも。

先輩からもらったアドバイスは「フロアは舞台だと思って、自分は役者。仕事になるとオンとオフを切り替える」。別人格くらいに思うと、人見知りの人でも動けるんだそうです。

思い込み 2 体力勝負で、立ちっぱなしがつらいだけ? タップ
ホントは

品出しなど体力を使う場面が多いのは事実です。ただ、販売の中心はコーディネート提案や接客。力仕事だけの仕事じゃありません。

ディスプレイ(VMD)を考えたり、SNSで発信したり——センスや発信力を活かす仕事の比重も、実は大きいんです。

思い込み 3 高卒だと就職も出世も不利? タップ
ホントは

販売職は学歴不問の求人が多く、高卒からのスタートが一般的。学歴より、現場での実績や提案力が評価されやすい世界です。

経験を積めば店長、そして複数店舗をまとめるエリアマネージャーになる道もあります(本部の専門職を目指す場合は学歴が問われることもあります)。

知っておいてほしい3つのこと

  • お給料は、最初は月20万円くらいから。統計によって幅がありますが、平均年収はだいたい300万円台。日本全体の平均年収と比べると、高い方ではありません。
  • 立ち仕事です。品出しや棚卸しなど、体力を使う場面も日々あります。「オシャレなだけ」の仕事ではありません。
  • 個人にノルマを課す会社は減ってきていますが、「周りはできているから自分もやらなきゃ」という心理的なプレッシャーを感じる人はいます。

なぜ正直に書くかというと——夢だけ見せて入学してもらう記事を、作りたくないからです。不安も現実も知ったうえで「それでもやりたい」が、いちばん強いスタートだと思っています。

そもそも、接客だけの仕事じゃない。

開店準備の清掃や商品陳列から始まり、接客・試着対応・会計、品出しや在庫確認、閉店後のレジ締めまで——1日の中でやることは意外と多いです。ディスプレイ(VMD)の考案・変更は週2〜3回のペースで実施。新人スタッフの教育も、経験を積むと担当するようになります。

今どきはSNS発信も立派な仕事のひとつ。会社公認で個人のInstagramやWEARを運用し、フォロワー数に応じて「SNS手当」がつく会社もあります。そして販売はゴールではなく、副店長・店長・エリアマネージャーへ、あるいは本部異動でバイヤーやプレス、MD(マーチャンダイザー)へ——次の職種への王道の入口でもあるんです。

先輩たちの言葉。

「コンビニ店員の目を見れない程の人見知り」なのに、14年以上販売員を続けている。

14年めの現役販売スタッフ

「売りたい」というより「恥をかきたくない」という為に頑張っていた気がします。

未経験入社の元アパレル販売員——当時の本音

自分の提案したコーディネートが、バシッとお客様の好みにハマった時ですね。

同上——うれしい瞬間について

ファッションアドバイザーになるまでの道のり——ドレメの場合。

  1. 高校生いまここ 服が好き。それだけで入口には立てます。
  2. ドレメ 1年目ファッション総合学科 ファッションを総合的に学んで、基礎を身につける。全てゼロからのスタート。デザイン画・縫製・パターンメーキング・スタイリング・色彩・CG
    まずファッションの「全部」に触れる1年です。全部に触れてから自分の道を決められるから、「まだ何がやりたいか分からない」まま入学して大丈夫。むしろここで見つかります。
  3. ドレメ 2年目コース選択 3つの中から自分の希望するコースを選びます——デザインクリエイト(服を生み出す側)/パターンテクニーク(服を形にする技術の側)/ビジネスディレクション(服を伝えて売る側)
    ショップスタッフやファッションアドバイザーを目指すならビジネスディレクションコースへ。そして、ドレメ独自の一大イベント「:Dcreation(ディークリエーション)」で仲間とブランドを設立し、コンセプトからコレクションまで作り上げて発表します。学生のうちに「自分のブランドをやる」を経験できる、ドレメの心臓部です。
  4. 就職(ファッションアドバイザーとして店頭へ) 接客・品出し・ディスプレイ——お店の最前線で経験を積む。
  5. 店長・バイヤー・プレスへ 売場で実力を積んだら。店長、エリアマネージャー、本部のバイヤーやプレス、MD——道は一本じゃない。

ドレメから、ファッションアドバイザーになった先輩たち。

ショップスタッフ 藤澤萌香さん、店頭で服を選ぶ様子
ショップスタッフ
藤澤 萌香ふじさわ もえか

市立札幌平岸高校出身・2020年度専攻科デザインコース卒業生。2021年8月よりビームス札幌ステラプレイス店にてショップスタッフとして勤務。

学生時代に受けた「ラッピングやクリーニング」の授業。当時はそこまでピンと来ていなかったそうですが、今は品質表示の見方など、接客の現場で毎日のように役立っているといいます。

忙しくて正直、学生時代のような余裕はない——それでも本人いわく、学生の時とは違う充実感を毎日感じているそうです。

「もちろん、楽しいよ。毎日学ぶことが多くて刺激的。最高に充実してる。」
ショップスタッフ 境谷伊織さん、街中でのスナップ
ショップスタッフ
境谷 伊織さかいや いおり

北海道札幌啓成高校出身・2021年度専攻科デザインビジネス専攻卒業生。卒業審査会「:Dcreation」では3年連続でモデルとしてランウェイを歩く。卒業後は「トゥモローランド 札幌パルコ店」でショップスタッフとして勤務。

ドレメ2年生の終わりごろから、学生アルバイトとして今のお店で働き始めたという境谷さん。「全てはここからだと思って、始めました」——そのままお店で経験を重ね、今は社会人のショップスタッフとして店頭に立っています。

「全てはここからだと思って、始めました。」

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